明大　太田が逆転サヨナラ打　大商大の弟に負けていられない

＜慶大・明大＞延長１０回２死二、三塁、中越えにサヨナラ適時二塁打を放った明大・太田（右）は河野（左）と喜ぶ

東京六大学野球新人戦第１日 明大３―２慶大

（11月3日 神宮）
　タイブレークの延長１０回、表に１点を勝ち越された２死二、三塁。明大の太田が中堅右へ起死回生のサヨナラ打を放った。「５番で使ってもらって、それまでふがいない打席ばかり。何とか食らいついていこうと思った」と顔を上気させた。

　一つ下の弟・光は大商大の捕手として関西六大学の春季リーグ戦でＭＶＰを獲得。秋もベストナインに選ばれた。「弟に負けてるわけにはいきません」と兄のプライドを懸けた一打でもあった。