柳ケ浦野球部員がバス無免許運転 関与した5人は県大会出場せず

[ 2015年7月28日 05:30 ]

 大分県宇佐市の私立柳ケ浦高校は27日、野球部員5人が夜間に寮を抜け出し、うち3年の2人がグラウンドに止めていたバスを無免許運転していたと明らかにした。日本高野連は野球部を厳重注意処分とした。

 学校によると、2人は6月8日午前1時ごろ、校内でサッカー部用のバス(定員40人)を数十メートル運転した。バスは早朝に使うため無施錠で、鍵は車内にあった。寮監の教諭が車の音に気付いた。

 同校は春夏計10回の甲子園出場を誇る強豪で、全国高校野球選手権の大分県大会に出場したが、2人は無期限の自宅謹慎、止めずに見ていた残る3人は2週間の自宅謹慎となり、出場しなかった。雲山竜光副校長は「生徒指導とバスの管理を徹底する」と話している。

 同校野球部では、09年7月に、控え部員46人を乗せたバスが横転する事故が起きている。全国高校野球選手権の大分県大会開会式の会場への移動中で、部員の2年生1人が死亡、42人が重軽傷を負った。運転していた同校教諭の野球部副部長が、自動車運転過失致死傷容疑で逮捕された。

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2015年7月28日のニュース