中越12年ぶり9度目切符 骨折欠場の4番・斎藤を「甲子園へ」

[ 2015年7月27日 05:30 ]

<中越・日本文理>12年ぶりの優勝を決め、マウンド付近で歓喜の輪をつくる中越ナイン

第97回全国高校野球選手権新潟大会決勝 中越7-2日本文理

(7月26日 ハードオフ新潟)
 古豪・中越が、3連覇を狙った日本文理に7―2で快勝。12年ぶり9度目の出場を決めた。03年の出場以降、決勝で3度敗れていた本田仁哉監督は「日本文理、新潟明訓に強くしてもらった」と2強時代に風穴をあけ、しみじみと振り返った。

 昨秋、今春とも県大会を制したが、大会直前の6月25日に主将で4番の斎藤颯(3年)が右足首を疲労骨折。全治3カ月と診断されたが「仲間を信じていた」と言う斎藤を「甲子園に連れていく」とチームは結束した。安打直後、三振奪取直後に拳で胸を叩く合図は斎藤へのメッセージ。常にグラウンドに最初に現れ何でも率先して行動で引っ張ってきた主将は「最高の仲間です」と涙を流した。

 ◆中越(新潟) 1905年創立。写真部や放送部も全国大会の常連。

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2015年7月27日のニュース