仲人だった敵将・伊東監督も和田祝福「捕手としては攻めづらい打者」

[ 2015年6月12日 05:30 ]

03年、現役を引退する西武・伊東(右)に花束を渡す和田
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交流戦 中日6-0ロッテ

(6月11日 QVC)
 中日・和田が西武に入団した97年から、捕手としては分厚い壁となりながらも、公私にわたって兄貴分として面倒を見たのがロッテ・伊東監督だった。

 「個人的には2000本を目の前で達成してくれてホッとした」。試合後には、絵美子夫人の元に出向いて「おめでとう。良かったね」と祝福。「僕はあの夫婦の(04年の挙式での)仲人だから。ひと言、伝えておきたくてね」と話した。

 「僕もベンも一滴も(酒を)飲まないから、よく2人で食事に行った。家にも来たし、ウチの家族と一緒に夏のキャンプに行ったりね。最初は捕手としての体力がなかった。(佐賀での)自主トレで走っても僕について来られなかった。早い時期に外野に転向したのは成功だったと思う」

 04年からは西武監督として、打線の軸として和田を起用した。

 「打者としての特徴がない。1球目からどんな球でも反応するし、かと思えば追い込まれてから片手でヒットを打ったり。ワンバウンドを打つぐらいの動物的な勘があった。どこが強いのかはっきりしない。捕手としては攻めづらい打者。型にはまることなく自分の個性を伸ばしてきた」

 自身は41歳で引退。和田は今月19日、43歳になる。「まだ現役だけど、将来また(指導者として)ユニホームを着る逸材」と期待を寄せた。

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