新会長に八田英二氏を承認 日本高野連

[ 2015年6月12日 18:52 ]

 日本高野連は12日、大阪市内で評議員会と理事会を開き、同大の前学長、八田英二氏(66)の次期会長就任を承認した。9月の理事会で第7代会長に就く。来年2月まで上部団体の日本学生野球協会の会長任期を兼務するが「矛盾が生じることはないと考えている」と述べた。

 八田新会長には甲子園大会での導入が議論されるタイブレーク制や、2018年の第100回全国選手権大会の運営など懸案事項が控える。八田氏は記者会見で「教育の一環としての高校野球を追求していく。ボランティアで見返りを求めない集団の先頭に立ちたい」と意欲を示した。

 08年に就任した奥島孝康会長(76)は初開催から100年を迎える今夏の選手権大会と、日本で初めて行われるU―18(18歳以下)ワールドカップ(W杯=9月6日決勝)終了後に退任する。特待生問題の解決などに尽力した奥島氏は「抱えていた問題点はクリアできた。きれいな形で後を八田先生に託せる」と話した。

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