延長はごめん打！日本ハム・西川「早くに決められて良かった」

＜日・ソ＞９回１死一塁、サヨナラ打を放った西川（左）は中島卓と抱きつく

パ・リーグ 日本ハム６―５ソフトバンク

（5月22日 札幌Ｄ）
　日本ハム・西川が劇的なサヨナラ打でチームを首位に押し上げた。５―５で迎えた９回、１死一塁から左翼フェンス直撃の一打。一走・杉谷が一気に生還すると、ベンチを飛び出したナインが歓喜の輪をつくった。

　「みんな延長はしたくないという雰囲気だったので、早くに決められて良かった」。８回に同点の１５号２ランを放った中田とともに上がったお立ち台、西川はここでも“絶口調”ぶりを発揮しファンを沸かせた。前日２１日の楽天戦（コボスタ宮城）は今季両リーグ最長となる５時間３７分を戦った。それから一夜明け、延長戦突入を自らのバットで阻止してみせた。

　チームは３連勝で、ソフトバンクと入れ替わって首位に浮上した。「交流戦までに１位を取ろうと、みんなでスローガンを掲げてやってきたので、このまま突っ走りたいと思います」。西川の言葉に、札幌ドームは再び大歓声に包まれた。