サヨナラ打の平田“氷水シャワー”満喫「チーム全員の勝ちだと思う」

[ 2015年4月15日 22:05 ]

<中・神>9回2死二塁、サヨナラ打の平田(中央)に水をかける大野

セ・リーグ 中日2―1阪神

(4月15日 ナゴヤD)
 8回に同点とされ重苦しいムードが漂ったのもわずかな時間だった。中日・平田が9回2死一塁で打席に立つと、一塁走者の大島がすかさず盗塁を決めて得点圏に進んだ。平田はカウント1ボール2ストライクの4球目、外角高めをとらえて右越えにサヨナラ二塁打を放って試合を決めた。

 球団初の3試合連続サヨナラ、月間5度目は68年7月の巨人、93年5月のヤクルトのセ・リーグ記録に並ぶ快挙となった。お立ち台で平田は「盗塁を決めてくれた大島さんに感謝。何とか自分が決めたいと思い、(大島を)還せました。勝ちへの執念、チーム全員の勝ちだと思う」と一丸での勝利を強調した。

 前日にはナニータがサヨナラ打を放ったが、“氷水シャワー”にあえて加わらず、「自分がかぶりたいと思っていて、かぶらないようにしていた。自分の番にとっておいた」と、恒例の儀式を満喫した。

 この日は第1、2打席で走者を置いて三振を喫し、ロースコアの展開の一因を作ることになってしまった。最後の一打で決めて「終わりよければ全て良し」としたが、主砲としては反省する部分も残った。

 インタビューの最後ではサヨナラ打のボールをスタンドにプレゼントする気前の良さも、「ネットオークションに出さないでください」と周囲を笑わせて締めくくった。

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