岩隈、今季初勝利ならず 6回途中4失点…チームは9回サヨナラ負け

[ 2015年4月15日 14:58 ]

ドジャース戦に先発したマリナーズの岩隈(AP)

交流戦 マリナーズ5―6ドジャース

(4月14日 ロサンゼルス)
 米大リーグ、マリナーズの岩隈久志投手(34)は14日(日本時間15日)、ロサンゼルスで行われたドジャースとの交流戦で先発し、6回途中に6安打4失点で降板。5―4と1点リードし、勝利投手の権利を得た状態でマウンドを降りたが、チームは守護神ロドニーが打たれて5―6で9回サヨナラ負けを喫し、岩隈の今季初勝利はならなかった。

 6回9安打5失点で敗戦投手となった8日(同9日)のエンゼルス戦に続く今季2度目の登板。12日に誕生日を迎え、34歳になってから初登板となった岩隈は、初回からカノ、クルーズの2者連続本塁打で味方打線に3点の援護をもらった。

 だが、その裏、岩隈は1死から2本の安打と四球で2死満塁のピンチを招く不安定な立ち上がり。この回はイーシアを空振り三振に仕留めて切り抜け、2回は3者凡退としたが、3回には先頭ロリンズに左中間突破の二塁打で出塁を許すと、1死後、ゴンザレスに右越え二塁打を浴び、3―1と2点差に。

 マリナーズ打線は4回に1点を加え、再び3点リードとしたが、岩隈がピリッとしない。その裏、2死走者なしからピダーソンを四球で歩かせると、先発投手ハフの代打に出たゲレロが初球を左越え2ラン。4―3と1点差に詰め寄られた。

 マリナーズは5回に1点を加え、5―3。その裏、岩隈は2死からケンドリックに四球を与えたが、続くグランダルを右翼フライに打ち取ってこの回を終えた。

 5回までに93球を投げていた岩隈だったが、6回も続投。だが、先頭のイーシアに右越え本塁打を浴びると、ここで降板を余儀なくされた。投球内容は5回0/3で95球を投げ、2本塁打を含む6安打を浴びて4失点。5三振を奪い、与えた四球は3つだった。

 マリナーズはその後、小刻みな継投で1点リードのまま9回を迎えたが、5番手の守護神ロドニーが連打と四球で1死満塁のピンチを招き、最後はケンドリックに右前適時打を浴びて2者が生還。5―6でサヨナラ負けとなった。

 また、交流戦ということで岩隈はドジャース戦で打席にも入ったが、2回の第1打席は1死一塁で3バント失敗の三振。4回の第2打席は1死一塁で投手前に送りバントを成功させたが、5回の2死二、三塁では見逃し三振に終わり、3打席で2打数0安打だった。

 ▼岩隈の話 しっかり自分の投球ができず申し訳ない気持ち。自分のリズムでしっかり投げられなかったというか、テンポも悪かった。相手の打者もすごく良かったという感じがしていたので、その中で苦しいピッチングになってしまった。

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