侍選出の又吉、初シート登板で手応え「この感覚を大事にしたい」

　侍ジャパンに選出され、３月１０、１１日の欧州選抜戦に出場する中日・又吉が１８日、１軍北谷キャンプで初のシート打撃に登板。見事な投球を披露した。「やっと投げたい角度のボールを何球か投げられた。この感覚を大事にしたい」

　最速１４１キロの直球とスライダー、シンカーなどで打者７人にわずか１安打。福田、松井雅、藤井からは三振も奪った。キャンプイン当初は中指のマメをつぶし、投球できない焦りもあったが、この日は好感触だ。

　視察していた侍ジャパンの若田部コーチからは「だいぶいい形できているね。国際大会ではあの手の投手を苦手とする打者は多い。相当期待しています」と絶賛された。チームと同じ働き場所が予想される中継ぎ登板で、その変則ぶりを発揮する。