フィリーズ 移籍話が絶えない主砲に指揮官「今季も彼がレギュラー」

[ 2015年2月19日 15:47 ]

フィリーズのライアン・ハワード内野手 (AP)

 フィリーズのライン・サンドバーグ監督(55)はキャンプ前日の18日にメディアの取材に応じ、チームの主砲であるライアン・ハワード内野手(35)について口を開いた。

 ハワードは05年の新人王を皮切りに、本塁打王2回、打点王3回のほか、06年にはリーグMVPを獲得。08年にはワールドシリーズ制覇にも貢献し、フィリーズの功労者であることは間違えない。

 しかし、ここ数年は11年にアキレス腱断裂、13年は半月板断裂とケガに泣かされ、そのケガから癒えた昨季は153試合に出場して打率2割2分3厘、23本塁打、95打点と全盛期を知るファンにとってはややもの足りない数字に終わる。チームも14年ぶりとなる地区最下位に沈んだ。

 アマロGMはチームの悪い状況を打破すべく、オフにはチーム生え抜きのロリンズのほか、バーネット、バードと中心選手を次々と放出。さらに16年まで総額6000万ドル(約71億2千万円)と高額なサラリーを支払う必要があるハワードについても同GMはメディアに対して放出を匂わせていた。

 ハワードにとっては何とも心落ち着かない状況となっているが、サンドバーグ監督は「レギュラーを確実なものとするために、しっかりと準備する必要があるが、他の選手にポジションを奪われない限り、ハワードが正一塁手だ」と明言。今季でメジャー12年目、フィリーズ一筋で通算334本塁打を放っているベテランに指揮官はまだまだ活躍してもらいたい考えている。

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