どうなるPL学園…正井校長「廃部とは明言していない」

[ 2014年10月18日 17:46 ]

<PL学園・近江>PL学園ナインは近江に惜しくも敗れうなだれながら整列する
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秋季近畿大会1回戦 PL学園2―3近江

(10月18日 わかさスタジアム京都)
 来年度の野球部員を募集しないと決めたPL学園(大阪)が18日、京都市のわかさスタジアム京都で開幕した秋季高校近畿大会1回戦で近江(滋賀)に2―3で敗れ、来春の選抜大会出場が絶望的となった。監督を兼任する正井一真校長は春夏通算7度の甲子園大会優勝を誇る野球部について「廃部とは明言していない。先のことは分からない」と説明した。

 試合は2回に4番グルラジャニが中越え同点本塁打を放つなど接戦を演じたが、8回にスクイズで決勝点を奪われた。

 正井校長は野球経験がなく、事実上の監督不在が1年以上続く。新監督を探しているというが「(人選の)ハードルが高い。探すというか、育てるしかないのかも」と適任者が見つからない現状に頭を抱える。監督を選任できなければ募集再開に踏み切れず、高校球史に一時代を築いた名門の存続が危ぶまれる。

 謝名堂主将は「与えられた環境でやるしかない。監督のことは分からない。夏に向けて頑張るしかない」と涙ぐみながら話した。

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