首位打者狙う銀次 5打席全部歩かされた 楽天ファンから大ブーイング

[ 2014年10月4日 21:29 ]

<楽・オ>3回1死、敬遠気味の四球となる楽天・銀次。捕手・山崎勝

パ・リーグ 楽天0―6オリックス

(10月4日 コボスタ宮城)
 逆転の首位打者を狙う楽天・銀次がオリックス戦に「1番・一塁」で先発出場も、5打席全て敬遠気味の四球で歩かされ、一度もバットを振らず試合を終えた。

 トップを走るオリックスの糸井と5厘差の打率・326で2位につける銀次。だが、初回の第1打席から勝負してもらえなかった。同僚のためにオリックス先発・松葉は4球全て外角へ大きく外した。3回の第2打席も1死走者なしから一度もバットを振ることなく一塁へ。0―6の5回にも先頭で打席に入ったが、前2打席のVTRを見るように歩かされた。これにはホーム・コボスタ宮城につめかけた楽天ファンの不満が爆発。ブーイングは打席を重ねるごとに大きくなった。

 そして7回無死二塁での第4打席。楽天ファンの陣取る左翼スタンドから「勝負しろ!」コールが湧き起こった。だが、そんなファンの願いも届かず2番手・榊原が全て外角に外し、銀次はこの打席でもバットを振らせてもらえなかった。9回2死での第5打席でも3番手・マエストリは勝負せず。この試合、銀次への20球は全てボールだった。すでにソフトバンクのリーグ優勝が決まっているとはいえ、後味の悪さが残った。

 一方、糸井はスタメンから外れた。残り試合は楽天が5日の日本ハム戦(札幌ドーム)、6日オリックス戦(コボスタ宮城)の2試合、オリックスは6日の楽天戦1試合となった。

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2014年10月4日のニュース