大谷 CS開幕投手濃厚に 初の「中5日」大一番で解禁

[ 2014年10月4日 07:48 ]

CS第1ステージで開幕投手が濃厚な大谷

 日本ハム・大谷が、11日から始まるオリックスとのCSファーストステージ(京セラドーム)で「開幕投手」を務めることが濃厚となった。遠征先の東京から札幌へ移動した栗山監督が起用を示唆。大谷はレギュラーシーズン最終戦となる5日の楽天戦(札幌ドーム)で先発予定で、指揮官は「体の状態を確認してから」としながらも「(5日は)短いイニングだけだからね」と話した。

 今季一度も経験がない中5日での先発。蓄積疲労による故障のリスクを避けるために、これまでは中6日以上の間隔を空けてきたが、大一番でついに禁を破る。厚沢投手コーチも「(5日は)すぐ降ろすから大丈夫」と体力面に問題ないことを強調した。

 初戦に先発することで、大谷の打撃を生かすこともできる。今季は先発投手としてのコンディションを優先し、登板前日、前々日は投手調整に専念。登板カードで野手出場したのはわずか1回で、登板2日後だった。1戦目で投げることで3戦目に野手出場することができ、打線に厚みが増す。短期決戦だけに、2戦目から野手として出場する可能性もある。

 指揮官は「どうせ(各ステージ)1試合ずつしか投げられない。1回捨てて、野手だけと決めた方がいい。いろいろ考えている」と、ファイナルステージに進出した場合は野手専任で起用するプランも明かした。5日は稲葉の引退試合。大谷は「まずしっかり抑えたい。(CSは)一発勝負は難しい場面はあるけど、何とか勝ちたい」と言った。チームトップの11勝を挙げる20歳には、重圧のかかる大舞台が続く。

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2014年10月4日のニュース