リーグ最少得点でも首位の巨人 逆転満弾の長野「一つずつしっかり」

[ 2014年9月6日 21:33 ]

<ヤ・巨>7回1死、満塁本塁打を打った長野(背7)は原監督(左端)らの出迎えを受ける

セ・リーグ 巨人5―2ヤクルト

(9月6日 神宮)
 勝負どころで発揮する底力が違った。巨人は7回、ここまで無得点に抑えられていた石山から代打・井端の適時打で1点差とすると、長野が一振りで試合をひっくり返した。石山の初球の直球を左中間席へ。リーグ最多579得点のヤクルトに対し巨人は最も少ない480得点。それでも首位を走る試合巧者ぶりを見せつけた。

 「いい感じで打てた。入るとは思ってなかったが、良かった」

 ベンチ前では目をむいた原監督から熱烈な出迎えを受けた。だが、長野は「みんなでつないで、井端さんが(1点を)返してくれて楽に打席に入れた」と感謝。

 2位・広島が勝ったため、マジック再点灯はお預けとなったが「一つずつしっかり勝てるように頑張りたい」とリーグ制覇へ迷いはない。雨の中、応援を続けたファンにも「風邪をひかないように気をつけてください」と気配りを見せる余裕ぶりだった。

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