初完封の大瀬良 自己最多10Kもキョトン「気づきませんでした」

[ 2014年9月6日 21:17 ]

<D・広>完封勝利にガッツポーズの広島先発・大瀬良

セ・リーグ 広島1―0DeNA

(9月6日 横浜)
 最終回「大瀬良コール」が響きわたるなか、中軸3人を打ち取り、思わずガッツポーズが飛び出した。広島のルーキーが初回に挙げた1点を守り切り、プロ入り初の完封勝利。弾ける笑顔で「点差は考えなかった。うれしい。それだけです」。流れる汗をぬぐうこともなく喜びをかみしめた。

 初回先頭から2者連続三振でスタート。150キロの直球と変化球を織り交ぜてDeNA打線を牛耳った。5回までに、ここまで自己最多数の7を超える8個目の三振を奪うと、6回に1個、9回にはブランコをカットボールで仕留めてみせた。

 自己初の2桁となる10奪三振だが、試合後は「全然気づきませんでした」とキョトン。「一人一人、一生懸命抑えることだけを考えていた」結果だった。

 これで8勝目。新人賞争いの中、2桁勝利も見えてきたが謙虚な姿勢を崩さない。「目の前の試合で精いっぱい投げるだけです」と次回での好投を誓い、再び大きな声援を浴びていた。 
 

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