京大・田中がプロ志望表明 史上初の京大出身プロ選手誕生へ

[ 2014年9月6日 20:45 ]

 関西学生野球リーグの京大のエースで、最速149キロを誇る田中英祐投手が6日、ほっともっとフィールド神戸での関大戦に登板後「プロ志望届を出そうと思います」と話し、プロ入り希望を明らかにした。実現すれば、史上初の京大出身プロ野球選手となる。この日は先発して12回を投げ、13三振を奪った。

 最終的には8月23日にプロ野球阪神2軍との交流戦に登板(7回6失点)したことで決断した。同30日に両親に打ち明けた際は「地獄を見てこい、と言われた」という。田中は「僕と同じ境遇の人が何かを感じてくれれば。どれだけ通用するか、(京大出身者として)道を開けたらいい」と意気込みを語った。

 田中は京大の投手としては新リーグ結成以降、ここまで最多の通算7勝をマーク。速球と鋭い変化球が武器でプロからもリーグ屈指の右腕と評価され、卒業後の進路が注目されていた。

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2014年9月6日のニュース