エルド 打順表提出も試合開始直前に欠場 野村監督が判断

[ 2014年7月10日 05:30 ]

<神・広>試合開始前のメンバー表の確認時にエルドレッドの交代を告げる野村監督(中央)

セ・リーグ 広島5-6阪神

(7月9日 甲子園)
 広島は1点差届かず、3連敗で3位・阪神とのゲーム差がなくなった。光明は1―6の完敗ムードから一挙4点を返した8回。リーグ2冠のエルドレッドが欠場した中で見せた底力だった。

 主砲は前日8日の左手中指負傷の影響で、一度は公式打順表に名を連ねながら、試合開始直前に4番を岩本に譲った。リーグ内規により、もう試合には使えない。野村監督は、本人からの違和感の報告を重んじ「また痛くなるとダメだから僕が止めた」と決断した。

 8回は岩本の2点適時打の後、阪神2番手・加藤から田中が犠飛、木村が適時打。エルドレッドの件で手駒が少ない中、2人は左対左で好結果を出した。「ワンサイドになりそうな展開を、よく挽回した」と野村監督。頼みの4番は「カードを使えない状態にしてしまった」とわび、10日以降の出場には「問題ない」と断言した。

 ▽セ・リーグアグリーメント第28条(4) 出場選手名簿、公式打順表を提出したあと、(中略)自チームの打者を負傷または病気のために変更する場合は、打順を変えてはならない。変更された選手はその日の出場試合数には入らない。

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2014年7月10日のニュース