オリックス 悔しあと1本が…一夜で首位陥落

[ 2014年7月10日 05:30 ]

<ソ・オ>4回1死二、三塁、中村に2点適時二塁打を浴び降板する東明(中央)

パ・リーグ オリックス6-7ソフトバンク

(7月9日 ヤフオクD)
 大逆転劇を期待したオリックスファンには、ため息の出る結末となった。

 6―7の9回、1死二、三塁の逆転機を迎えるが、最後は守護神サファテの前にT―岡田、ペーニャが凡退して終戦。乱打戦を制した前夜とは変わり、首位攻防第2ラウンドに逆転負けして、一夜にして首位から陥落した。3時間59分の熱戦を落とした森脇監督は「勝つには詰めの部分が甘かった」と唇をかんだ。

 誤算の1つは先発の東明だ。味方が初回に2点を先制し、同点とされた後の4回にも2点を勝ち越し。流れをつかみかけたが、強力ソフトバンク打線につかまり、3回1/3を5失点KOとなった。指揮官は「打ち取れるものを持っているのに、良くない部分が出てしまう確率が多い」と苦言。次回先発が有力な15日の楽天戦(京セラドーム)は正念場となりそうだ。

 ただ、6回に3点差とされた後の2死満塁で、柳田の安打性の打球を安達が好捕するなど終盤まで粘り、指揮官も「一方的になりそうなところで踏ん張れたのは成長の証」と手応え。カード勝ち越し、首位再奪取を狙う10日はエース金子に託す。

 ▼オリックス・東明(3回1/3を5失点で2敗目)ピンチでボールが甘いところに集まってしまった。

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2014年7月10日のニュース