中日・吉見 1年2カ月ぶり先発へ コメントなし戦闘モードに

[ 2014年7月8日 05:30 ]

 ついにエースが1軍マウンドに立つ。中日の吉見が8日のヤクルト戦で、昨年5月7日に同じ神宮で登板して以来、実に1年2カ月ぶりの先発。右肘の大手術を乗り越え、借金3と低迷するチームの巻き返しの原動力となる。

 集中力を高めるため、登板前日はコメントしないのが恒例だった右腕。神宮球場室内で行われた7日の練習後も「きょうはすみません」と会釈で報道陣を制し、本番モードに突入した。

 昨年6月4日に「トミー・ジョン手術」と呼ばれる「右肘内側側副じん帯再建手術」を受け、長いリハビリに入った。当初は1年以内での復帰を目指したが、万全を期して調整。3日の1軍合流時には「心の準備はしてきた。(ペナントレースは)あと3カ月ぐらいなんで頑張りたい」と話していた。最多勝2回、08年から12年まで5連続2桁勝利の右腕が、残り69試合で勝てるだけ勝つ。

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2014年7月8日のニュース