西岡、2軍戦の試合前練習参加 体の状態は「70~80%」

[ 2014年6月4日 07:24 ]

 3月30日巨人戦(東京ドーム)の守備中に福留と激突し、鼻骨骨折や左右の第一肋骨骨折などの重傷を負った阪神・西岡剛内野手(29)が3日、ウエスタン・リーグ広島戦の試合前練習に参加した。

 故障後初めて甲子園球場でノックを受け、体の状態に関して「70~80%。大まかな痛みは消えました。あとは細かいところです」と説明。早期1軍復帰へ向け、順調にリハビリが進んでいることを明かした。

 「感覚が戻っていないところもあります。まずはそこを戻すこと」。依然、急激な動作や反応に不安があるようだが、二塁、三塁、遊撃で受けたノックでの身のこなしに違和感は感じられない。その後は外野へも足を運び、フリー打撃の打球を懸命に追った。ポジションを本職の二塁だけにとどめなかった、西岡なりの本音も素直に吐露した。

 「ケガが治ったからといって“ここで出てください”と言われるわけではない。自分のケガで人にチャンスを与えたので。三塁も遊撃も、外野も守らないといけないかもしれない。危機感を持ってやっています」

 万全ならば、虎の正二塁手であることは間違いない。ただ、自身が離脱して以降、上本が走攻守で台頭していることも事実。そう遠くはない復帰時期を見据え、背番号7はチームに貢献すべく、でき得るすべての準備を行っていく。

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2014年6月4日のニュース