松井裕、5回で8四球5失点…またも制球難で初勝利ならず

[ 2014年4月23日 20:13 ]

<楽・西>初回2死満塁、渡辺直に押し出し四球を与える松井裕

パ・リーグ 楽天―西武

(4月23日 コボスタ宮城)
 楽天のドラフト1位・松井裕が23日の西武戦(コボスタ宮城)で4度目の先発。プロ初勝利を目指したが、5回を127球、5安打8四球5失点でマウンドを降りた。

 立ち上がりから制球に苦しんだ。初回、先頭の森本、木村に連続四球。相手の盗塁死などで2死後、浅村、ランサム、渡辺に3者連続四球で押し出しとなり、無安打ながら5四球で1失点。初回だけで41球を投げた。

 プロ初先発となった2日のオリックス戦(コボスタ宮城)では6回を5安打4四球で3失点、9日の日本ハム戦(札幌D)では3回1/3を3安打5四球2失点、16日のソフトバンク戦(ヤフオクD)は5回5安打6四球3失点で開幕3連敗。首脳陣は3試合で計15四球に、この日の登板内容次第によっては“2軍降格”も示唆していた。

 味方打線が初回に2点を奪って逆転し、2回、3回は三者凡退に抑えた松井裕だが、4回に今度は連打を浴びた。ランサムにこの日初安打となる左翼線二塁打を許すと、渡辺には右翼線二塁打を打たれて同点とされた。

 それでも打線が4回、枡田の右越え2ランで勝ち越し。2点リードをもらった松井裕だが5回2死一、二塁から渡辺に左前適時打を許して1点差に迫られると、熊代にこの日8個目の四球で満塁から、炭谷に右前2点適時打を浴びて逆転を許した。

 だが、打線がその裏、2死一、二塁からユーキリスの左前適時打で同点に。5回で降板となった松井裕。黒星はつかなかったが、プロ初白星は遠く、制球難という課題をまたも克服することはできなかった。

続きを表示

この記事のフォト

2014年4月23日のニュース