4試合ぶり先発で福留が復調気配 打率・128→・146に

[ 2014年4月23日 08:33 ]

<中・神>9回2死一、二塁、福留は遊内野安打

セ・リーグ 阪神10―4中日

(4月22日 ナゴヤD)
 17日の広島戦以来、4試合ぶりに先発復帰した阪神の福留が先制犠飛に1安打2四球で復調の予感を漂わせた。

 「(いい当たりも)それは関係ない。1本出たということよりも、どういう形で打っているか」

 2回1死一、三塁で先発・山井の投じた3球目、高めのシュートを痛烈に右へ運んだ。右翼手・平田が左手をめいっぱい伸ばしてグラブにおさめるファインプレーに阻まれたが、価値ある先制犠飛で流れを呼んだ。

 2、4打席目は四球を選び、迎えた7―4の9回2死一、二塁。5番手・祖父江の147キロ直球を弾き返した打球は、遊撃内野安打に。15日の広島戦の第3打席以来、17打席ぶりに待望の“H”のマークが灯り、打率も・128から・146と微増した。

 18日から4日間は甲子園で異例の“ミニキャンプ”を敢行した。ヤクルト戦の試合前には3日間、早出特打とアメリカンノックを実施。前日21日の指名練習は異例の参加で117スイングを振り込んだ。その効果が出始めたことに、和田監督も「きょうは比較的、タイミングが取れていた。内容自体は悪くなかった」と復調気配を感じ取った。

 「きょうだけじゃなく、形として続けていけるようにしていきたい」

 古巣・ナゴヤドームで見せた上昇の兆し。このきっかけを決して逃さない。

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2014年4月23日のニュース