「外→捕→内」ソフトB変則三重殺 史上17年ぶり2度目

[ 2014年4月23日 05:30 ]

<日・ソ>3回1死一、三塁中田の中飛で三走・西川(左)を本塁タッチアウト後に二塁へ送球する細川

パ・リーグ ソフトバンク2-1日本ハム

(4月22日 東京D)
 ソフトバンクの柳田が攻守で魅せた。3回無死一、三塁。中田のライナー性の中飛を好捕すると矢のような送球で本塁を狙った三塁走者・西川を刺すと、ブロックした捕手の細川は体勢をすぐに立て直し、二塁へ送球する。一塁走者・大谷もアウトにし、三重殺が完成した。

 チームではダイエー時代の99年5月5日オリックス戦以来、15年ぶりの三重殺。この日のように外野手→捕手→内野手の順で3選手が参加したのは巨人が97年8月9日中日戦の5回、中堅手・松井→捕手・村田真→三塁手・カステヤーノで完成させたのに次いで17年ぶり2度目となった。

 試合前のシートノックで柳田は人工芝の状態を確認し、ワンバウンド送球では「マウンドに当たってしまう」と判断。狙い通りの返球を披露し、5回には逆転へつなげる同点適時打も放った。俊足好打の25歳は「去年ケガをして(肩の)自信がなくなったけど、きょうで回復した」と笑顔を見せていた。

続きを表示

2014年4月23日のニュース