伊原監督「長かった」 西武 本拠地初勝利は積極的な走塁奏功

[ 2014年4月9日 21:53 ]

西武・伊原監督(左)は勝利投手の野上とハイタッチする

パ・リーグ 西武6―3ソフトバンク

(4月9日 西武D)
 西武が積極的に仕掛けて今季西武ドームで初勝利を挙げた。

 「長かった。どこで勝っても一緒だが、ファンに勝利を見せたいし」と伊原監督は今季5試合目の本拠地での勝利にホッとした表情を浮かべた。

 7安打で6得点。安打数ではソフトバンクより2本少ないが、足を使っての攻めが奏功した。先制の2点を挙げたシーンは言うまでもなく、8回は先頭の木村が中前打で出塁すると、今季3つ目の盗塁を成功させた。

 「どうしてももう1点欲しいなという時に出塁して走った。(木村は)ホームランもあったが、あれは大きかった」と指揮官。その後は栗山の適時三塁打、浅村の犠飛で2点追加。追加点を入れても、2度1点差に迫ったソフトバンクの戦意を喪失させる得点だった。

 先発の野上も7回を6安打4四死球2失点。数字だけ見れば、もう少しピリッと、といったところだが、伊原監督は「走者を出すのも彼の持ち味」と気にしていない様子。開幕10試合で3勝7敗とまだ黒星先行だが、「あしたも行きます」と指揮官は、相手をかき回しての1勝に流れが変わる気配を感じていた。

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