昨季ヤク戦5勝負けなしも…メッセ「すべてダメ」まさか3失点

[ 2014年4月5日 05:30 ]

<神・中>2回1死一塁、畠山(手前)のピッチャー返しを避けるメッセンジャー

セ・リーグ 阪神2-5ヤクルト

(4月4日 神宮)
 試合後、自分への怒りを鎮めるように、阪神・メッセンジャーは反省の言葉を口にした。

 「ボールも悪かったし、球数、コントロール、フォークとすべてダメだったね。続けて、いいボールを投げられなかったことがストレスだった」

 昨年、5勝負けなしで防御率1・97と相性抜群だったヤクルト相手に簡単に白星をもぎ取るつもりが、そうはいかなかった。2回に1死一、二塁から森岡に中前適時打を浴びて先制点を失うと、5回には2死から雄平に四球を献上しミレッジに甘く入ったスライダーを左翼スタンドに運ばれる2ランを被弾。「2アウトを取ってからだっただけにもったいなかった」。打線の奮起を願い、最少失点で粘っていただけに悔やまれる失投となった。

 前回3月29日の巨人戦(東京ドーム)では6回2失点の力投も118球を要したことを反省。球数を抑えることをテーマに掲げていたが、この日も117球と苦しいピッチングに終始し、今季初黒星を喫した。右のエースの復調なくして上位進出は見えてこない。

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2014年4月5日のニュース