賢介　再招待のメジャーＯＰ戦で持ち味発揮「準備はしてきた」

　再びメジャーキャンプに招待されたレンジャーズ傘下マイナーの田中賢介内野手（３２）が２４日（日本時間２５日）、アスレチックス戦に９番・二塁でフル出場し、３打数１安打だった。

　１点を追う６回無死一塁では、カウント１―１からプッシュバントをうまく三塁前に転がしてバント安打でチャンスを広げた。後続に流れをつくり、この回一挙５得点の逆転を呼び込んだ。「１ストライクになると三塁手は下がるので。しっかり見て、できたので良かった」と語った。

　投ゴロ併殺崩れで一塁に残った３回にはオープン戦初盗塁を決めた。足という武器もアピールし「僕が求められているのはそういうところだと思う」とうなずいた。

　１７日に一度はマイナーキャンプに送られたが、正二塁手のプロファーが右肩痛で長期離脱して、代役候補の一人として声が掛かった。「何が起こるか分からないのは去年１年間で見てきた。いつ、何があってもいいように準備はしてきた」と再び巡ってきたチャンスに表情を引き締めた。