神奈川・西中原中が初出場V 光った投手力、5戦で1失点

[ 2014年3月25日 05:30 ]

<鐘ケ淵イーグルス・西中原中>4回2死一塁、西中原中・諌山の右中間二塁打で生還した関屋(左)は雄叫びを上げる

スポニチ主催 文部科学大臣杯第5回全日本少年春季軟式野球大会最終日

(3月24日 静岡県草薙総合運動場硬式野球場など)
 準決勝と決勝が行われ、西中原中(神奈川)が大会初出場で初優勝の快挙を達成した。決勝では2度目の優勝を目指した鐘ケ淵イーグルス(東京)を3―0撃破。「中学生の春の甲子園」の頂点に立った。

 西中原中が「首都圏対決」を制した。最後の打者を見逃し三振に仕留めた、主将でエースの関屋を中心にナインが集まり、喜びを爆発させた。

 「優勝するのが目標だった。指導者、選手、保護者のみんなが一つになって戦った結果です」と関屋。チームは5試合でわずか1失点と安定した投手力を発揮した。決勝戦ではもう一人のエース、先発・松原から6回にバトンを受け、全試合を2人で投げ抜き、チームを頂点へと導いた。

 攻撃陣は、4回2死一塁から5番・諌山が右中間二塁打で先制。試合の流れをつかむと、その後も追加点を重ねて投手陣を援護した。諌山は「先取点が取れてよかった」と白い歯を見せた。

 「控えを含めたベンチが一体となっている。秋よりもメンタル面で強くなった」と高山裕一監督。日頃から練習の厳しさには定評がある指揮官だが「状況判断が的確で分かりやすい」とナインは口をそろえる。全員野球をモットーとしたチームカラーで初出場初優勝の快挙をつかんだ。
 

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