ドラ1のかませ犬じゃねぇ!東野、長州力の激励で奮起

[ 2014年1月24日 05:49 ]

長州力にもらったプッシュアップバーとサインを披露する東野

 オリックスの東野が神戸市内で自主トレを公開し、プロレスラーの長州力から激励されたことを明かした。

 「吉田一、おれはお前のかませ犬じゃねぇ!」そんな革命戦士ばりに吠えたのが、オリックスの東野峻投手(27)だ。この日、神戸市内で自主トレを公開し、昨年末にプロレスラーの長州力から激励を受けていたことを明かした。

 共通の知人を介した食事の席上、「壁にぶち当たっているようだが、これを越えれば大きくなれる」との言葉をもらった。元々プロレス好きで、巨人時代には長州力の入場曲「パワーホール」を自身の打席の際にも流した。そんな憧れの人からのメッセージに燃えないわけがなかった。

 移籍1年目だった昨年は1勝どまり。とはいえ、まだまだ「キレてないですよ」。今オフは熊本で海田、塚原と自主トレし、徹底した下半身強化で復活を期す。新人では期待の吉田一(JR東日本)が入団し、先発ローテはさらに厳しい状況だが、「先発で投げたいがこだわりすぎず、1軍で投げることが目標」と背水の陣を覚悟した。

 長州力からの言葉は「やさしい言葉なんかかけない。悔しければ自分の力で乗り越えるしかない」とかなり厳しいものだったが、東野は「長州さんに野球を見に来てもらうには、頑張るしかない」と一念発起。投げる試合は「名勝負数え唄」とすることを約束した。5年連続Bクラスと低迷するオリックスも「維新軍」にならなければいけないが、東野の「リキラリアット」で「俺たちの時代だ!」としたい。

 ▼プロレスラー・長州力 僕はやさしい言葉なんか、かけようとは全く思わないですよ。誰も助けてなんてくれませんよ。むしろ枠が一つ空いたと喜ばれるかもしれない。彼に言ったのは“すぐ消えるくらいなら最初から輝かなければよかったんだよ”ということ。それを彼がどう捉えたのか。乗り越えてほしい。頑張れ、東野!

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2014年1月24日のニュース