久保 覚悟決めた!!甲子園でのブーイング「楽しみですよ」

[ 2013年12月30日 05:30 ]

関大一高硬式野球部創部100周年記念懇親会に出席し、記念写真におさまるDeNA・久保(前列左から3人目)と楽天・西田(同2人目)

 阪神からフリーエージェント(FA)でDeNAに移籍した久保康友投手(33)が29日、大阪市内で開催された母校・関大第一高の「硬式野球部創部100周年記念OB総会」に出席。来季からは敵地となる甲子園球場での試合に関し、ブーイングを歓迎する意向を明かした。

 「楽しみですよ。どう言われるのか。マウンドに立って集中すれば聞こえなくなりますが、ベンチへの行き帰りのときは聞こえますから」

 覚悟はできている。先発再転向が予定されていただけに、久保のFA移籍を落胆する阪神ファンの声は多かった。かわいさ余って憎さ百倍―。来年4月8日からの3連戦が甲子園での初対決となるが、そこでは多くのブーイングを浴びることになるだろう。並の選手ならそれだけでも気がめいりそうだが、そこは“投げる哲学者”らしい言葉で、その真意を明かした。

 「阪神時代を振り返ると応援されているうちは、まだファンに認められていない。批判されて初めて、一流と認められた証でしょう」

 久保によればロッテから阪神へ移籍してきた当初は圧倒的に好意的な声が多かったという。それが10年に14勝を挙げたあたりから激変。特に守護神を任された今季は、失敗するたびにスタンドから厳しい言葉を浴び続けた。だからこそ、汚いヤジも受け入れる。一流選手としてのプライドも垣間見えた。

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2013年12月30日のニュース