“藤浪の眼”に松山級サポート!オークリー社が態勢強化へ

[ 2013年12月30日 07:14 ]

オークリー社のサングラスをつけた藤浪 

 阪神・藤浪晋太郎投手(19)に対し、すでに今季から製品提供しているオークリー社がサポート態勢の強化方針を固めていることが29日、分かった。同社の関係者は、「サングラスなどのハード面だけではなく、眼(め)のソフト面でもできることがあればサポートしていきたいと考えております」と説明した。

 「ソフト面」とは、具体的に同社が行う様々な眼の能力測定を実施し、視力状態をチェックする。同社とアドバイザリー契約を結ぶプロゴルファー・松山英樹(21)は、プロ転向前年の12年8月の日本学生ゴルフ選手権を連覇した際、「パットがどんどん下手になっている。眼の問題かもしれない」とコメントした。それを受け、同社は原因を究明した。その結果、眼精疲労時に片眼の筋力が落ち、両眼視機能が弱まったことで「複視(ものが二重に見える)」が起こり、カップが2つに見えるためスライス、フックの判断がつかなくなったり、遠近感、立体感を認識する「深視力」の低下を招くことが判明。以後、高機能レンズテクノロジー搭載の度付きサングラスを提供し、プレーを側面からサポートしている。

 藤浪は「そういう検査をしてもらう機会があるなら、ありがたいですけど」と歓迎する。「眼」の精査により、さらなる高みを見据えることが可能になるはずだ。

 ▽オークリー(Oakley)75年設立。米カリフォルニア州に本社を構えるスポーツサングラス、アパレル、シューズなどの製造販売会社およびブランド。日本では子会社のオークリージャパン(東京)が販売を行う。日本のアスリートにも愛用者が多く、イチロー(ヤンキース)、鳥谷敬(阪神)、井口資仁(ロッテ)、ゴルフの松山英樹、宮里藍、陸上の塚原直貴、テニスの鈴木貴男らが契約を結んでいる。

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2013年12月30日のニュース