坂本 コイ料理任せろ!対広島は打率・341

[ 2013年10月15日 06:00 ]

投内連係で打球を処理する坂本

 勢いに乗る赤ヘル軍団を止めるのは、巨人・坂本だ。16日に開幕するファイナルS(東京ドーム)を控え、チームは東京ドームで全体練習。ターゲットが定まり、背番号6は決意を口にした。

 「広島のピッチャーはみんな手ごわい印象があるけど、やることをしっかりやって準備するだけ。いいコンディションでいけるようにしたいです」

 12球団で唯一「2桁勝利カルテット」が誕生した広島の強力先発陣。しかし、坂本は同カードでレギュラー選手ではトップの打率・341をマークしたお得意さまだ。初戦の先発が予想される大竹には4打数4安打の打率10割で「いいイメージはある」と好印象を口にする。第2戦が予想されるエースの前田健には11打数2安打で打率・182と数字上は苦戦している。だが、3月31日の開幕3戦目(東京ドーム)では7回に同点ソロ。チームが4試合で3敗を喫した前田健の投げた試合で、唯一の勝利に貢献する一発を放っている。

 今季の坂本は終盤に不振に陥り、打率・265の不本意な成績で終えたが、レギュラーシーズン終了後に左足の動きをコンパクトに修正。12日のフェニックス・リーグのオリックス戦では左中間ソロを放つなど復調の兆しを見せており「状態は悪くはない。いい方向に向かっていると思う」ときっぱり言った。

 きょう15日には打者陣に向け、橋上戦略コーチを中心に広島投手対策のミーティングを行い、徹底解剖する。坂本に挽回のチャンスは残されている。ポストシーズンでは「広島キラー」の力が鍵を握っている。

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2013年10月15日のニュース