ダル、アシックスの“顔”に 5年間のアドバイザリー契約

[ 2013年9月18日 15:55 ]

「ダルビッシュとアシックス アドバイザリー契約締結」記者発表会に展示されたダルビッシュモデルのグラブ

 スポーツ用品大手アシックスは18日、都内で会見を行い、MLBテキサス・レンジャーズのダルビッシュ有(27)とアドバイザリー契約を結んだことを発表した。契約期間は今年から5年間。

 同社はダルビッシュを用具面の開発を通じて全力でサポートしていくほか、ダルビッシュモデル製品の製造・販売などを行う。同社は本年度から本格的にアシックスブランドの野球用品を展開しているが、今後はダルビッシュを起用したマーケティング活動をグローバルに展開し、より事業の拡大を図っていく。ダルビッシュ自身も野球用品のみならず、同社のすべてのスポーツ製品全般および全製品を使用、着用をすることで、ブランドの「顔」として全世界で発信していくことになる。

 ダルビッシュは日本ハム時代から契約していたメーカーとの契約が1月末に終了。その後、さまざまな会社との道具のテイスティングを経て、今回の正式契約に達したという。これまでもプライベートでアシックス製品を愛用しており、今季は公式戦でもグラブ、スパイクともに同社のものを使用していた。

 現在、シーズン中のため、会見を欠席したダルビッシュはビデオメッセージで「グローブも使いやすく、すごく満足しています。スパイクは一番気に入っていて、数年前から使わせてもらっているんですが、足への負担もないですし、体の疲れが軽減されています。また話し合ってさらにいい製品を作ってもらえたらと思う」とコメントを寄せた。

 プロモーションは今月より開始し、来年度より本格的に展開。まずはダルビッシュモデルの野球用グラブ5品番(硬式用2品番、軟式用2品番、ジュニア用2品番)を28日から5500個限定販売する。

 会見には、近鉄バファローズ、ニューヨーク・メッツなどで活躍し、昨年まで日本ハムの投手コーチを務めていた野球解説者の吉井理人氏(48)、ダルビッシュの交渉代理人を務めた団野村氏(56)、プロ野球・西武の石井一久投手(40)の妻で、元フジテレビで現在フリーの木佐彩子アナウンサー(42)によるトークショーも行われ、ダルビッシュの野球に対する取り組み方など秘話が語られた。

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