“二刀流先輩”永淵氏 大谷を評価も「絞ってあげた方がいい」

[ 2013年8月19日 09:04 ]

<日・ソ>1イニングを無失点に抑えた大谷
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 45年前。近鉄での新人時代に日本ハム・大谷と同様に「守って、投げて」とプレーした永淵洋三氏(71)は、「僕は(二刀流は)1カ月ぐらい。草野球じゃないんだし、両方やるのは無理。毎日、投手と打者の練習をして…。体力も神経も使う。やった本人じゃないと分からないね」と振り返った。

 水島新司の人気漫画「あぶさん」の主人公・景浦安武のモデルで、現在は佐賀市内で焼き鳥店「あぶさん」を経営している。「僕は左打者に対するワンポイント。スピードもなかったし、投手で通用しないと分かっていた」。当時の三原脩監督から打者に専念するよう告げられた時は「ホッとした。気分的にも体力的にも全然楽だった」と言う。実際、入団2年目の69年にはパ・リーグ首位打者に輝いた。

 大谷のプレーはテレビなどで見ており「投手、打者として両方いいものを持っている」と、いずれの能力も高く評価。その上で「どちらかに絞ってあげた方がいい。プロの世界では(二刀流は)しんどいよ」と話した。

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