マー君 開幕10連勝にも淡々 苦手西武相手に1三振のみでイメチェン

[ 2013年6月25日 22:52 ]

開幕10連勝となった楽天・田中

パ・リーグ 楽天11―0西武

(6月25日 西武D)
 パ・リーグ8年ぶりの開幕ぶり開幕10連勝となった楽天・田中だが、節目の白星も「僕一人の力ではない。チームみんなで勝ち取った」と表情を変えることなく話した。

 奪った三振はわずか1だが、7回93球の省エネ投球、3試合連続、計23イニング無失点は見事と言うほかない。ピンチらしいピンチは2回の1死一、三塁と3回の1死三塁だけ。2回は併殺打で、3回は7球でしのいだ。

 実は対西武戦は通算5勝13敗と大の苦手。痛打されてKOというパターンが多く、その点口には出さなくても、気にしていた節があった。それが、この日はピンチでも強引に三振を取りに行かず、打たせてアウトを積み重ねることを重視。今季初対戦で今までとは違うイメージを相手に与えた。

 チームの今季最多タイの貯金7で2位に浮上。田中も両リーグトップで2桁勝利となった。「ゼロで抑えられれば、チームが勝つ確率を上げられる」と、右腕は記録よりチームの勝利こそ一番であることを強調した。

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