統一球問題の第三者機関 桑田真澄氏らがメンバーに

[ 2013年6月25日 12:30 ]

記者団の質問に答える桑田真澄氏

 日本野球機構(NPB)は25日、プロ野球の統一球を飛びやすく変更しながら公表していなかった問題を検証する「統一球問題における有識者による第三者調査・検証委員会」のメンバーに、元最高裁判事の那須弘平氏(71)、元京都地検検事正の佐々木善三氏(60)、企業問題が専門の米正剛氏(58)の弁護士3人が決まったと発表した。

 委員長は那須氏が務め、特別アドバイザーを巨人などで活躍した桑田真澄氏(45)が務める。28日にも第1回会合を開く予定で、今後は関係者へのヒアリングなどを行い、事実関係の把握、問題が生じた背景や原因を探って提言する。7月10日のオーナー会議で中間報告を行い、7月末をめどに最終報告する方針。

 桑田氏は投手出身で、米国でもプレー経験があることからアドバイザーに起用された。東京都内で記者会見した桑田氏は「現場の声を反映させる役目ができれば」と語った。

 メンバーの人選は12球団から一任されたセ、パ両リーグの理事長が顧問弁護士を交えて行った。パ理事長のオリックスの村山良雄球団本部長は「ガバナンス(統治)やコンプライアンスの面で実績のある方に委員になっていただいた」と説明した。

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2013年6月25日のニュース