井上明氏「エースの心構え教わった」太田幸司氏「優しかった」

[ 2013年4月24日 21:07 ]

松山商の一色俊作元監督(69年8月)

 【松山商の一色元監督を悼む】

 ▼井上明氏(1969年夏の甲子園大会優勝投手)の話 毎日の投球練習が仕上げの段階になると、一色監督が必ず横に来て、場面を設定して投げさせてもらった。練習を人の2倍して野手の信頼を勝ち得なさいとエースの心構えを教わった。機動力や考える野球も採り入れるなど、進取の気性に富んだ指導者でした。

 ▼太田幸司氏(1969年夏の甲子園大会決勝で敗れた三沢のエース)の話 すごく温厚で、(選抜チームの)遠征では「肩は大丈夫か」と気を使ってくれて、優しかった。ここのところ、一つの時代をつくった名将、名監督が亡くなって寂しい。

 ▼オリックス・西本聖投手兼バッテリーコーチ(松山商OB)の話 大変残念で悲しい思いでいっぱい。野球を通じ、さまざまな教えを頂き、人間として成長させていただいた。そのおかげでプロ野球の厳しい世界で何とかやってくることができた。一番の心残りは甲子園にお連れできなかったこと。

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