9回ピンチも…球児「日本で投げてなかった2球」で初セーブ

[ 2013年4月2日 09:08 ]

パイレーツ戦の9回、大リーグ初登板でブルペンからマウンドへ向かうカブス・藤川(右)

ナ・リーグ カブス3―1パイレーツ

(4月1日 ピッツバーグ)
 阪神からカブスに移籍した藤川はパイレーツ戦で3―1の9回2死一、二塁から4番手でメジャー初登板。打者1人を中飛に打ち取って初セーブを挙げた。

 一発を許せば逆転となる場面。それでも日本で通算220セーブを記録した百戦錬磨の守護神は動じなかった。この日ここまで無安打のマーティンを相手に真ん中低めのカットボールで見逃しでストライク。続く2球目の内角のツーシームで中飛に打ち取り、ガッツポーズで喜びを表現した。

 わずか2球、それも直球とフォークではなく、日本では多投しなかった球種で完ぺきな初登板を終えた。「エゴを出すべき場所ではない」と捕手のサイン通りに投げたことを明かし、「日本で投げてなかった2球だった。それだけ違う野球をするということ」と満足げな表情。「今日だけご褒美をもらったと思う。このチームで頑張っていこうと思うし、このチームで良かったと思う」と節目の1日を振り返った。

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