大谷にナメられるな!同姓対決・ロッテ大谷も意地見せる

[ 2013年4月2日 06:00 ]

斉藤1軍投手コーチ(左)のアドバイスを受けながら、日本ハム戦に向けて投げ込むロッテ・大谷

 ロッテ・伊東監督が「大谷斬り」を厳命した。2日から日本ハムを本拠地QVCマリンに迎えて3連戦に臨むが、投手陣に内角攻めを指示する。

 「簡単に打たせたくない。最初が肝心だから。なめられたら1年間ずっとやられっぱなしになる。ロッテの投手はきついという印象を与えたいし、原石には原石のままでいてもらわないとな」

 黄金ルーキーでも容赦はしない。西武との開幕3連戦は映像でチェック済み。伊東監督の頭の中には「ポイントは高めの内角の速い球。右投手でも内を攻めさせたい。低めには強いけど、逆に低めに弱点があると思うよ」と攻略の青写真は出来上がっている。斉藤1軍投手コーチも「遠慮して攻めが甘くなってはダメ。(他球団は)インサイドを攻めるのを遠慮しているのかな?当然、内角も攻めて揺さぶりをかけないと」。厳しい配球でロッテへの苦手意識をしっかりと植え付ける。

 3連戦の先発は藤岡、大谷、唐川の順番。中でも4年目の大谷は同姓対決に闘志を燃やす。「最近は大谷の名前をよく耳にするけど、僕のことは忘れられている気がする。こっちの大谷もやるぞというところを見せたい」。開幕直前にグライシンガーが右肩痛で離脱し、中継ぎから先発に急きょ転向し「チャンスなので結果を残したい」と意気込んでいる。「大谷ダービー」も熱望していただけに「かわす投球じゃなくて攻めていく。ベテランより(内角を)攻めやすいですし」。大谷姓の先輩として、球界の至宝にロッテ投手陣の怖さを知らしめる。

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2013年4月2日のニュース