いわき海星 堂々行進!23日21世紀枠対決で恩返し誓う

[ 2013年3月23日 06:00 ]

入場行進するいわき海星の選手たち

第85回選抜高校野球

 東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた、いわき海星の16人の選手たちは憧れの舞台の土をしっかりと踏みしめた。

 右翼後方から入場した選手たちはやや緊張しながらも堂々と行進。坂本主将は「本当に甲子園に立てるんだなと実感した」と充実感をにじませた。同主将ら3年生は震災直後に同校に入学した。「あの時のことを考えると、今ここに立っていることが信じられない」と振り返る。グラウンドの被害はもちろん、野球道具も流され、とても野球をできる環境にはなかった。突然襲った悪夢から2年。23日には遠軽(北海道)と大会史上初の21世紀枠対決に臨む。「支援していただいた方や先輩に感謝の気持ちを忘れず、期待に応えられるよう戦うのが恩返しになる」と故郷に最高のプレーを届ける。

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2013年3月23日のニュース