聖光学院　代役捕手が好リード　斎藤監督「予想外の活躍」

＜聖光学院―益田翔陽＞４回裏聖光学院２死一、三塁、蛭田が左越えに２点二塁打を放つ。捕手堀田

第８５回選抜高校野球大会２回戦 聖光学院８―０益田翔陽

（3月23日 甲子園）
　４季連続で甲子園出場の聖光学院が１２安打と足を絡めた機動力を駆使し、エース石井は３安打９奪三振無四球の好投で初陣の益田翔陽を８―０の完封で退けた。

　聖光学院の斎藤監督は「選抜の壁の高さは分かっていたので勝たせていただいて本当にうれしいですね」と冷静に振り返った後、「石井はコーナーをついて良く投げてくれた。ナイスピッチングでした」と抜群のコントロールでテンポ良く１０５球を投げたエースをたたえた。

　さらにこの日、正捕手に代わってマスクをかぶった蛭田捕手について「コンビもよかったですね。入念に打ち合わせしたんでしょう。バッティングも良かったし予想外の活躍でしたね」と笑顔を見せた。

　聖光学院は２回、内野ゴロの間に先制点を挙げると、４回には蛭田捕手の左越え２点適時二塁打で追加点。続く５回にも佐藤外野手の中越え２点適時三塁打、７回にはダブルスチールと佐藤外野手の中越え適時三塁打などでダメ押しの３点をもぎとり、試合を決めた。