8日2次R初戦 能見から必勝リレー、3度の実戦で6回10K

[ 2013年3月6日 06:00 ]

 8日の2次ラウンド初戦先発に能見(阪神)が起用されることになった。ここまで3度の実戦登板で6回を無失点、10奪三振と好調を維持。5日までに山本監督から大役に指名された。

 練習後、普段以上に引き締まった表情の理由は3日後の決戦を頭に思い描いたからか。「自分のことをしっかりやらないと」。ブルペン待機から先発へと準備は変わる。阪神では手慣れた調整で、遠投で感覚を慣らし、左翼から中堅までの走り込みで汗も流した。「調整というか、(先発、救援両方の想定を)してますよ」。口数も減った。

 1イニングを12球で終えた2日のブラジル戦後に山本監督は「今後は先発もあるということで…」と説明。合宿当初からWBC球への適応力を見せつけ、東尾投手総合コーチからも「能見をどう使うかがポイント」と切り札に指名されていた。

 能見の後には1次ラウンドで好投した内海(巨人)、摂津(ソフトバンク)、杉内(巨人)、沢村(同)の先発候補がそろってブルペン待機する方針だ。「先のことは考えない。勝ちを取りに行く」。東尾コーチが宣言するように、必勝の態勢を整えた。

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2013年3月6日のニュース