侍ジャパンでも頼むぞ！坂本、ＭＶＰ「獲れてうれしい」

＜ラルゴ・巨人＞７回１死三塁、右犠飛を放つ坂本

アジアシリーズ決勝 巨人６－３ラミゴ

（11月11日 釜山）
　アジアシリーズＭＶＰに選ばれた巨人・坂本は、驚きの表情を浮かべた。決勝戦は４打数無安打。それでも打率・３０８で３試合連続打点をマークし、韓国ＬＧ社の高級パソコンをゲットした。

　「獲れると思っていなかった。シーズン最後にＭＶＰを獲れてうれしい」。７回１死三塁から右犠飛を放ち、ダメ押しの６点目を挙げた。初戦のパース戦では、同点犠飛に適時二塁打。原監督が「一番大事な試合になる」と位置付けたロッテとの２戦目も猛打賞の活躍。１７３安打で長野と初タイトルの最多安打を分け合った打撃はアジアの舞台でも健在だった。

　キューバとの国際強化試合でも主軸としての活躍が期待される。６日の韓国入り後は焼き肉店で本場の味を堪能。一方、練習日でもマッサージやストレッチを欠かすことなく、体のケアに十分な時間を割いた。日の丸を背負う準備も万全だ。

　「最後まで勝つことができ、それに貢献できて良かった」という背番号６に、原監督は「若きリーダーとしてＭＶＰをもらえた。これも財産」と称えた。今度は侍ジャパンの勝利のためにバットを振り続ける。