阪神球団社長 鳥谷残留に「ひと安心 ほっとしました」

[ 2012年11月12日 18:16 ]

 阪神の高野栄一球団本部長は12日、今季海外フリーエージェント(FA)権を取得した鳥谷敬内野手(31)が権利を行使せず、残留することを明らかにした。この日午前、本人から球団側に連絡があった。報告を受けた南信男球団社長は「ひと安心。ほっとしました」と話した。契約条件は今後交渉する。

 球団は10月23日に条件を提示して正式に残留を要請したが、鳥谷は態度を保留していた。高野球団本部長は「とにかく球団一丸となって、残ってほしいということでやってきた」と説明した。残留を決めた鳥谷は球団を通じて「決断したからには、来季へ向けて、チームに貢献できるように頑張りたい」とコメントした。

 鳥谷はプロ9年目の今季、全144試合で遊撃手としてフルイニング出場し、打率2割6分2厘、8本塁打、59打点だった。

 阪神では今季海外FA権を取得した藤川球児投手と、国内FA権を取得した平野恵一内野手が権利行使する意向を表明している。

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2012年11月12日のニュース