枡田、プロ初のサヨナラ弾!死闘制し「ホンマよかった」

[ 2012年7月10日 21:52 ]

10回2死一、二塁、楽天・枡田が左中間にサヨナラ3ランを放ち一塁へ向かう

パ・リーグ 楽天6―3オリックス

(7月10日 Kスタ宮城)
 伏兵の一振りが緊迫したゲームにピリオドを打った。3―3で迎えた延長10回2死一、二塁。楽天・枡田のバットが岸田の148キロの速球を捉える。打球はファンの大声援に後押しされるように左翼スタンドへと吸い込まれた。

 ホームベース付近で待ち構えるナインからの“祝福シャワー”が心地いい。「ハイ、もう…言葉が出ないです」。プロ初のサヨナラ弾にお立ち台でも夢見心地だった。

 プロ7年目でようやく1軍に定着しつつある男は積極性が持ち味だ。劇的一打の直前には岩村が3球三振に倒れていたが、初球を狙った。「打てると思ったボールは全部打つつもりで打席に入ったので…。でも、まさか入るとは思わず、“抜けろ”と思った。気持ちで打ちました」。

 この回、得点がなければ引き分けに終わった試合。枡田が「ホンマ勝ててよかった」と息をついた。9連戦の初戦での劇勝し、貯金は3に。楽天の勢いが加速しそうな勝利だった。

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