10球団スカウト集結!九州学院・大塚7回無安打15K

[ 2012年7月10日 06:00 ]

<九州学院・八代南、八代清流>7回無安打15奪三振と好投した九州学院・大塚は自転車に乗り笑顔で球場を後にする

熊本大会2回戦 九州学院9―0八代南・八代清流

(7月9日 藤崎台県営)
 KまたKの快投だ。春夏連続甲子園を目指す九州学院のエース・大塚が、7回参考ながらノーヒットノーランを達成した。9者連続を含む15奪三振の快投に「低めへの制球を意識して投げました。追い込んでからは(三振を)狙いました」と満足げに振り返った。

 初回は3者連続3球三振。3番打者が振り逃げで出塁も、続く打者から見逃し三振を奪い、1イニング4奪三振の珍記録をマーク。3回2死まで9者連続三振を奪うなど、最速138キロの直球とスライダーを主体に三振の山を築いた。許した走者は振り逃げと死球による2人だけ。ソフトバンク、日本ハムを除く10球団のスカウトが集結する前での快投だった。

 今春のセンバツでは、1回戦で女満別を完封したが、2回戦では優勝した大阪桐蔭に3―5で敗れた。「(試合の)後半にフォームを崩してしまった」と、センバツ後は大型タイヤをロープで引き、30メートルダッシュを連日20本こなした。夕食はどんぶり飯4杯をかき込み、体重は春から4キロ増の74キロとなり「球威がアップしました」。坂井宏安監督は「安定感が増した。今大会は全部、大塚で行きます」とエースに全幅の信頼を寄せている。

 ▼九州学院・萩原英之主将(4番で二塁打を含む2安打2打点)夏の県大会で優勝することしか考えていません。とにかくやるしかないです。

続きを表示

この記事のフォト

2012年7月10日のニュース