平均年俸 巨人に抜かれた…阪神オーナー V奪回で1位奪回や

[ 2012年5月15日 11:37 ]

 日本プロ野球選手会は14日、選手会加入選手の年俸調査結果(出来高払い分は除く)を発表。昨年まで3年連続で1位だった阪神は5229万円で2位、巨人が5894万円で4年ぶりのトップとなった。阪神の坂井信也オーナー(64)は同日、大阪市の電鉄本社で対応し、トップの座を奪回する意志を示した。

 報道陣に「もう一度、(年俸平均)1位に?」と聞かれ「そうですね」と即答した。もちろん、無条件ではない。「年俸が高いということは、それだけいい選手が多いということ。あとは結果だけやと思っています」と、付け加えた。これぞ“にんじん作戦”。V奪回が年俸の頂点にもつながると、ナインにハッパをかけた。

 そのためにも、交流戦でつまずくわけにはいかない。日本ハムからダルビッシュがレンジャーズへ移籍。楽天・田中も腰痛で戦列離脱と、これまでとは状況が違うだけに、坂井オーナーは「セが有利」と分析した。

 ここで一気に勢いに乗って、再びペナントレースへ。結果がともなえば、喜んでソロバンをはじく心づもりだ。

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2012年5月15日のニュース