“恐怖の8番”が猛打賞!西武 今季初4連勝

[ 2012年4月30日 06:00 ]

<オ・西>“恐怖の8番”西武・秋山は3安打の活躍に笑顔でファンの声援に応える

パ・リーグ 西武3-1オリックス

(4月29日 京セラD)
 2年目でも初々しい。ヒーローインタビューを終えた西武の秋山は丁寧におじぎをしながら帽子を振った。復帰2戦目で3打数3安打。前日から2試合で7打数5安打の暴れっぷりだ。今季初の4連勝でチームが26日ぶりに最下位を脱出し「自分のことより、チームの連勝が一番うれしい」とはにかんだ。

 開幕直前、左太腿裏を肉離れ寸前まで悪化。出遅れる形になったが、昨季、新人で開幕スタメンをつかんだ実力は健在だった。4回の右中間適時三塁打など、3安打は全て追い込まれる前に打ったもの。オリックス・木佐貫が決め球のフォークを投じる前に早いカウントから積極的に振り、猛打賞につなげた。「開幕してからは早く戻りたくて。焦らないと自分に言い聞かせてやってきた」。故障したことで試合中にもストレッチするなど体のケアへの意識が今まで以上に高まった。

 渡辺監督は「攻撃の厚みが変わってくる。打順はあそこでいい」と今後も8番で起用する方針だ。あす5月1日の楽天戦(西武ドーム)からは昨秋に左肩を手術した片岡も復帰する予定。一回り成長した打率・714の「恐怖の8番」が、獅子の逆襲に弾みをつけた。

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2012年4月30日のニュース