４番昇格あるぞ！金本　３年ぶり３試合連続マルチ

＜巨・神＞２回、右前打を放つ金本

セ・リーグ 阪神０－２巨人

（4月29日 東京Ｄ）
　完全に上昇気流に乗った。２試合連続「５番・左翼」で出場した阪神・金本が、０９年４月１８の横浜戦（現ＤｅＮＡ、横浜）以来約３年ぶりとなる、３試合連続のマルチ安打で奮起。連続試合安打も「４」に伸ばした。

　「状態は上がっている。四球が出ているのが、その証拠。（ボール球にも）体が止まっている」

　片岡打撃コーチは四球での出塁に目を細めた。６回１死一、三塁からの第３打席。先発の内海がフルカウントから投じた６球目だ。空振りを狙った外角低めのフォークをしっかり見極めた。好調を物語る選球眼で四球を選んで好機を拡大した。

　また２回の第１打席は右前打を放ち、続く４回の第２打席でも中前打。昨年は１５打数７安打と好相性だった左腕を今季も手玉に取った。これで通算２４６８安打。歴代８位の長嶋茂雄氏の２４７１安打まで残り３本に迫った。

　好調を維持し続ける背番号６が、４番昇格する可能性も出てきた。