育成出身19歳 千賀 ホロ苦プロ初登板…4回途中3失点降板

[ 2012年4月30日 14:40 ]

<ロ・ソ>4回にロッテ・大松に2点打を打たれ、さえない表情を見せるソフトバンク・千賀

パ・リーグ ソフトバンク3―4ロッテ

(4月30日 QVCマリン)
 育成選手から23日に支配下登録されたソフトバンクの19歳右腕・千賀が30日のロッテ戦でプロ初登板初先発。3回までは無安打に抑える好投を見せたが、「もう少し腕を振ろうと思ったら、逆に力みになった」と4回に突然崩れて3失点を喫し、4回途中でマウンドを下りた。

 初めての1軍マウンドはホロ苦い結果に終わった。3回までは落ち着いた投球でロッテ打線を抑え込んでいた千賀だったが、4回、井口、サブロー、福浦のベテランに3連打を浴びてあっという間に1死満塁のピンチ。6番・里崎は浅い中飛に打ち取ったが、続く大松にスライダーを捉えられ、右前への2点適時打を浴びた。

 立ち直ることができない19歳は清田を四球で歩かせて2死満塁とすると、続く今江にストレートの四球。押し出しで3点目を失ったところで、秋山監督が交代を告げた。

 千賀は3回2/3を投げて4安打3失点、4四死球1三振。黒星こそつかなかったが、右腕は「この経験を生かさないと、意味がない」と表情を引き締めた。

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2012年4月30日のニュース