ドラ1野村、初の実戦登板へ「最初は打たれる方がいい」

[ 2012年2月28日 06:00 ]

 広島のドラフト1位・野村祐輔投手(22=明大)が28日の紅白戦初登板を前に、結果を求めないことを明かした。

 「初登板で結果が欲しいとは思いません。最初はむしろ打たれる方がいい。ラッキーで抑えることがあるけど、打たれることには原因がある。こう投げたら打たれた…というのがわかればいい」

 アピールが求められるルーキーにしては、異例の抱負だった19日のフリー打撃初登板では、49球中ボールが24球と自慢の制球が乱れ、25日のシート打撃初登板でも球威を欠いて、打者6人で15打数4安打に終わった。

 「ボールがよくないだけ。この時期はあまりよくないので焦りはないけど、疲れなのか、思うように体が動けていない。耐える時期ですね。そういう中でも、自分の投球ができるようにならないと、勝てないので…」

 課題は十分に理解している。紅白戦登板後は3月2~4日、中日3連戦(ナゴヤドーム)でのオープン戦初登板が濃厚。3・30開幕へ、野村がどうステップを踏むか注目だ。

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